オーストラリア、生活費の高騰で最低賃金を引き上げ

出所：Radio New Zealand

労働者が、これ以上切り詰めることなく、生活を維持できることを意味します

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Australia hikes minimum wage as living costs surge

オーストラリアは、生活費の高騰に悩む家庭のために、7月1日から最低賃金を5.75%引き上げることを決定しました。

この決定について、企業や一部のエコノミストは、インフレと金利をさらに刺激する危険性があると述べています。

独立した公正労働委員会（FWC）は金曜日、最低賃金の変動に連動する賃金を支給される労働者の賃金を5.75%引き上げることを決定しました。

ロイターの算出によると、最低時給は２１．３８豪ドルから約２２．６１豪ドルに引き上げられる。

また、最低賃金の技術的な再分類も行われ、組合によると、労働者の約0.7％に当たる最低賃金の従業員については8.6％の引き上げとなる。

FWCの決定は、合計で200万人以上の労働者の賃金に影響を与えることになります。

ナショナル・オーストラリア銀行のエコノミスト、テイラー・ニュージェント氏は、今回の決定により、オーストラリアの金利がより高いピークに達する方向にリスクがさらに歪むと述べている。

一方、FWCのアダム・ハッチャー会長は、今回の決定が物価・賃金の上昇を引き起こすことはないだろうと確信していると述べています。

オーストラリア商工会議所のアンドリュー・マッケラー最高経営責任者（CEO）は、サプライチェーンの問題やエネルギー価格の高騰に悩まされている企業にとって、126億豪ドルのコスト増になると推定しており、それほど悲観的ではなかった。

オーストラリア労働組合評議会は、この決定を歓迎しました。

「人々は食事を抜き、医者を避け、次の請求書を恐れています。家賃は、パン、牛乳、ガソリン、電気などの必需品の価格とともに高騰しています。今日の引き上げは、これらの労働者が、これ以上切り詰めることなく、生活を維持できることを意味します」と、Sally McManus書記は述べています。