NZで余ったパンから造ったアルコール
廃棄物を減らすために「余剰パン」からアルコールを造る
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ニュージーランド南島の町ダニーデンで暮らす二人の女性は、素朴な疑問からスピリッツづくりを始めました。
スーパーやパン屋から食用に適さなくなったパンやスコーンを集め、5種類のスピリッツを醸造。「ロンドンスピリッツコンペティション」で受賞するなど、現在注目が集まっています。
👇 出所です。
ニュージーランドで「余剰パン」からアルコール造り、食品ロス削減に
ダニーデン・クラフト・ディスティラーズ(DCD)は社会的、経済的、環境的にサステナブルな地元密着型の蒸留所を目指す。多くの蒸留所が、ジンなどのスピリッツのベースアルコールを購入する一方で、DCDは廃棄物を減らすために「余剰パン」からアルコールを造る。
ニュージーランドで1年間に廃棄されるパンの量は、約3000トンだ。
ダニーデンでも、76トンのパンが捨てられているという。 パンは、フードレスキュー組織のキウィハーベストの協力を得て入手している。
スーパーやパン屋から回収した中から、食用に適さなくなったパンのみを原料にする。アイシングが乗った菓子パンや、ドライフルーツが入ったスコーンなども問題ない。パンでマッシュを作り、発酵後、蒸留・ろ過し、ベースアルコールができる。
さらにボタニカルと共に蒸留。町の北端にある、カーギル山で採取した雨水でアルコール度数を調整すれば、DCDのスピリッツの出来上がりだ。約4斤のパンを使って1リットルを造っている計算だという。
ビジネスモデルが成功したら、最終的には社外とも共有する計画だ。9月17日現在、ごみ処分からDCDが救った、余剰パンは1万850キログラム。今後この数字が大きくなることは間違いない。
記事より引用
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