NZと日本の違いあるある①|スーパーの野菜・フルーツ売り場

日本とNZのスーパー、同じ買い物でもこんなに違う!売り場から見える暮らしの文化
留学や移住で新しい場所に暮らすことを想像したとき、まず思い浮かぶのは「毎日の買い物」ではないでしょうか。ニュージーランドと日本。どちらもスーパーマーケットという同じ舞台でも、野菜やフルーツの売り場にはその国の性格が色濃く現れています。
今回は、現地で暮らして気づいた「ちょっとおもしろい違い」を私の視点でまとめました。
1. 「どれだけ買うか」は自分次第
日本のスーパーでは、バナナやぶどうはあらかじめ袋詰めされているのが一般的です。誰が手に取っても同じ量・同じ価格。「迷わなくていい安心感」は日本ならではの良さですね。
一方NZでは、バナナを房から一本だけもぎ取ったり、ぶどうの一房の半分だけをカゴに入れたりするのが日常です。「今日は一人分だけでいい」というわがままも通用します。売り場には秤があることもあり、好きな分だけレジへ持って行くことができます。

2. 「見た目」よりも「食べられること」
日本の野菜売り場は、まるで芸術品のよう。形が揃い、傷ひとつない野菜が整然と並ぶ景色は、品質管理の高さを物語っています。
NZの売り場はもっとおおらか。曲がった人参や大小不揃いのジャガイモがゴロゴロ並んでいます。
「食べられればOK」という基準がはっきりしていて、形の不揃いさで廃棄されることはあまりありません。
中には「これ、どうやって調理するの?」と思う変わった見た目の野菜を発見することも。
3. キウイの本場でも意外な発見
NZといえばキウイというイメージがありますが、現地でも常に安いわけではありません。輸出用の一級品が多いためか、時期によっては日本のスーパーの方が立派で手頃に感じることもあります。
一方で、りんごやぶどうはとてもカジュアルに扱われています。子供たちが学校へ、大人が職場へフルーツを丸ごと持っていく光景をよく目にします。
買い物中の子供向けに「Free Fruit(無料の果物)」バスケットを置いているスーパーもあり、買い物中にお腹が空いたら自由に食べていい、という文化に出会うと、思わず二度見してしまうかもしれません。

4. 素材と向き合うダイナミックさ
日本では、忙しい生活を支える「カット野菜」が豊富。袋を開ければすぐに調理できる便利さは本当に助かります。
NZでもカット野菜はありますが、少し高め。基本は丸ごとの野菜を自分の手で大胆に切って使うスタイルです。
凝った副菜を作るよりも、大きな野菜をローストしたりザクザク切ってサラダにしたり、素材そのものの味を活かすシンプルな食文化が見えてきます。

スーパーの売り場ひとつとっても、「お店が整えてくれる日本」と「自分で決める余白があるNZ」という違いがはっきりします。
どちらが良い悪いではなく、そこにあるのは「暮らしの前提」の違いです。
こうした小さな発見の積み重ねが、異国での生活をリアルに、そして少しずつ自分のものにしてくれるのだと感じます。
NZ留学・ビザ等についてのご相談はこちら
ニュージーランドでの生活や各種留学、ビザの手続きなどについてご質問・ご相談がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
経験豊富な現地スタッフが、あなたに合った情報やサポートをご案内いたします。
関連記事はこちら🔽
👇こちらをクリックして頂きますとランキングが見られます <(_ _)>



