ニュージーランドのクリスマスは日本と全然違う?12月25日は街が「完全オフ」に

イブは意外と普通?活気あふれるボクシング・デー
ニュージーランドにとって、クリスマスは一年で最も大きなイベントです。
しかし、日本のクリスマスのイメージを持って現地に行くと、そのギャップに驚きます。
今回は、現地で暮らしているからこそ見えてくる「ニュージーランド流クリスマスの実情」を紐解いていきます。
クリスマスイブは「普通の日」?
日本では24日のイブが盛り上がりのピークになることも多いですが、ニュージーランドでは少し様子が違います。
実は、クリスマスイブは祝日ではなく普通の日。 多くの人が普段通り仕事をしていますし、「イブに特別なデートをする」といった意識もそれほど強くありません。現地の感覚では、あくまで「25日の本番に向けた準備の日」という位置づけです。

12月25日は街全体が「お休みモード」に
クリスマス当日になると、状況は一変します。
この日はスーパーマーケットを含め、ほぼすべての店舗が休みになります。語学学校や一般の学校も完全にストップし、公共交通機関も特別ダイヤになるほどです。
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外で買い物はできない
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カフェやレストランも閉まっていることが多い
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街全体が驚くほど静かになる
ニュージーランドの人たちは、この日は「外に出かける日」ではなく「家で家族と過ごす日」として予定を立てます。もしこの時期に現地に滞在するなら、25日の食料確保だけは前日までに済ませておくのが鉄則です。

クリスマスケーキは「当日買えない」のが当たり前
日本と大きく違うのが、クリスマスケーキの準備です。日本では仕事帰りにケーキを買う光景も珍しくありませんが、ニュージーランドではそうはいきません。
25日はケーキ屋さんも完全に閉まってしまうため、前日までに用意しておくか、家で手作りするのが基本です。
ニュージーランドのクリスマススイーツといえば、メレンゲを焼いた「パブロバ(Pavlova)」が定番。当日は家族みんなでフルーツやクリームをデコレーションして楽しむ、手作りの温かさが現地のスタイルです。

「家族」の範囲がとにかく広い!
ニュージーランドのクリスマスは「家族優先」ですが、その集まりの規模には圧倒されるかもしれません。
集まるメンバーは、両親や兄弟姉妹だけにとどまりません。 親戚一同はもちろん、パートナー(恋人)やその家族まで、「どこまでが家族?」と思ってしまうほど大勢で集まり、大きなターキーやハムを囲んで賑やかに過ごします。

26日「ボクシング・デー」から街が動き出す
25日の静寂が嘘のように、翌日の26日からは街に活気が戻ります。この日は「ボクシング・デー(Boxing Day)」という祝日です。
多くのショップで一年最大のセールが始まり、欲しかったものを買い求める人たちで街は溢れかえります。25日は家で静かに、26日は外でアクティブに。このメリハリがニュージーランド流です。
夏休みと重なり、人は街から「自然の中」へ
12月のニュージーランドは夏真っ盛り。学校もロングホリデー(夏休み)に入ります。 そのため、多くの家庭ではこの時期に合わせて、
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国内のビーチやキャンプ場へ旅行
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海外旅行や、母国への帰省
といった長期休暇を取ります。 普段は賑やかなオークランドなどの大都市も、クリスマス前後には多くの人が地方や海外へ移動してしまうため、街が一段と落ち着いた雰囲気に包まれます。
まとめ
ニュージーランドのクリスマスは、華やかな装飾が街を彩るタイプというより、「国全体がしっかりとお休みを取って、大切な人と過ごす時間を何より優先する」という、温かくも静かなイベントです。
賑やかさが街に集まるのではなく、人がそれぞれの居場所へと分散していく。そんなゆったりとした時間の流れこそが、南半球のクリスマスの醍醐味と言えるかもしれません。
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