外来種の完全駆除計画が進むNZが抱える問題

ニュージーランド

固有の種を救うために人間の介入が許されるのか

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ニュージーランドでは固有種を守るため世界でも類を見ない試みが進んでいます。

しかしそれは、生物保護の在り方を変える可能性も出てきました。問われているのは救う価値があるものをどう決めるか。

👇 出所です。

外来種の完全駆除計画が進むNZ、固有の鳥たちを救えるのか?

 

ニュージーランド

 

春のニュージーランド北部の森林保護区では、鳥のひながかえる時期だ。私は友人とともに、外来の捕食動物からひな鳥を守るボランティア活動に参加していた。リュックには、オレンジの匂いがする殺鼠剤(さっそざい)が入っている。

とはいえ、私たちの標的はネズミではない。オコジョだ。小さな肉食性の哺乳類で、1870年代にニュージーランドに持ち込まれ、特に在来種の鳥類に大打撃を与えている。ほっそりとしたしなやかな体、子猫のような顔つきは、愛らしいとさえ言えそうだが、実際はどう猛だ。高い木に登り、枝に止まった成鳥を捕まえて地面に引きずり下ろすと、大概は鳥がおとなしくなったところで長い犬歯を頭の後ろに突き刺し、脳を食べる。続いて臓器、最後に残った肉だ。もともとはウサギの頭数制限のために持ち込まれたが、この国の国鳥であるキーウィなど、飛べない鳥を大量に殺すようになった。

オコジョはわなや毒を警戒するため、駆除は難しい。そこで、まずはネズミをおびき寄せるペレット状の毒餌を入れたプラスチック製の箱を数十個、木の根元にねじで留めて設置する。ネズミも外来の捕食動物だが、この場合、それ以上に重要なのは、オコジョがネズミも食べることだ。ネズミにたっぷり毒を盛れば、それを食べたオコジョもおそらく死ぬだろう。まさに一石二鳥の方法なのだ。

残酷な方法だと思われるかもしれないが、これもニュージーランドが国を挙げて取り組んでいる大きな試みの一環だ。外来の哺乳類がこの国固有の生態系を破壊している。続きを読む

記事より抜粋

 

 

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