NZ政府 低排出車輸入基準を改正しオーストラリアと整合
電気自動車やハイブリッド車などの輸入を促進することを目的とした低排出車輸入基準を2025年1月1日から改正
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ニュージーランド政府、低排出車輸入基準を改正しオーストラリアと整合
本改正により、2025年から2029年の二酸化炭素(CO2)排出量上限目標値が緩和される。
シメオン・ブラウン運輸相は、本改正を通じて、国内でより手頃な価格の電気自動車(EV)やハイブリッド車を購入できるようにするとともに、運輸部門の排出も削減できるような適切なバランスを確保すると説明した。
政府の発表によると、現行の目標値は主要自動車メーカーの製造基準と比べて厳しすぎるため、自動車輸入業者がこれらの目標を達成するのが難しい状況だ。
とりわけ、2026年と2027年の商用車の目標値は世界で最も厳しい水準であることが判明した。
また、目標値を達成できなかった場合に輸入業者が支払う罰金は2027年に約8億ニュージーランド・ドル(776億円、NZドル、1NZドル=約97円)(1台当たり約5,549NZドル)にのぼり、この罰金がコストとして自動車販売価格に転嫁され、消費者に負担を強いることになると予測した。
ニュージーランドは自動車をすべて輸入に依存しており、オーストラリアなどの大国と政策を一致させることで市場アクセスを阻害しないようにする必要があるとし、2025年から2029年までの目標値をオーストラリア政府の新車効率性基準の目標に合わせるかたちで再調整した。
ブラウン運輸相は「ニュージーランドとオーストラリアは実質的に1つの自動車市場であるため、CO2排出量基準について同じ取り組みを行うことは理にかなっている」と説明した。
記事より引用
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