高校からファームで働ける?ニュージーランドの“職業体験型”教育とは

Trades Academyや農場体験から見える、NZ高校のキャリア教育
ニュージーランドの高校教育には、教科書だけでは得られない“リアルな学び”がたくさんあります。
その代表的なものが、Trades Academy(トレードアカデミー)や地域密着型の職業体験プログラムです。
たとえば、学校内にあるファームで動物の世話をしたり、畑を耕したり。あるいは、実際の建築現場や介護施設、ITサポートの職場などで、「仕事とは何か」を肌で学ぶ機会が用意されています。
Trades Academyとは?
Trades Academyは、高校に在籍しながら週に1~2回、専門訓練機関(Polytechnicなど)で職業スキルを学べる制度です。
学べる分野は多岐にわたり、以下のような選択肢があります:
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動物ケア・農業(アニマルケア、ホルティカルチャーなど)
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建築・大工・電気系
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美容・メイク・調理
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介護・福祉系
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IT・ネットワークサポート
これにより、早い段階で「将来やってみたいこと」に触れることができ、進路選択の幅が広がります。
ファーム体験のある学校も
特に地方の高校では、学校の中に農場や温室を持つところもあります。
牛・羊・ヤギ・鶏などの世話をしたり、季節に応じて野菜や果物を育てたり。こうした体験を通じて、生きものと関わる責任感や、働くことの意味を実感していきます。
ニュージーランドでは農業が国の基幹産業でもあるため、これらのプログラムは実社会と直結した貴重な学びとして重視されています。
学びのモチベーションが変わる
こうした実体験があることで、勉強への姿勢にも変化が生まれる生徒が多くいます。
「なんのために学ぶのか?」という問いに、教室の外での経験がリアルな答えを与えてくれるのです。
また、成績や進学だけで評価されがちな教育とは異なり、手を動かす・体を使うスキルが“正当に評価される”場でもあります。
内向的だった子が自信を持つようになった、勉強が苦手だった子が進路を見つけた、という例も多く報告されています。
留学先として魅力的な理由に
このようなニュージーランドの教育は、”「子どもの得意を生かしたい」”と考えるご家庭にとって、とても魅力的な選択肢です。
高校留学というと、「英語力」や「進学実績」に目が行きがちですが、“生きる力を育てる教育”に価値を感じる方にも、ニュージーランドはぴったりです。
まとめ
ニュージーランドの高校では、教室の外でのリアルな体験が、子どもたちに“学びの意味”を教えてくれます。
Trades Academyの制度や、学校ファームでの体験は、その最たるもの。
「うちの子にはどんな学びが合っているだろう?」
そんな問いを持つ保護者の方にこそ、ぜひ知っていただきたい教育のかたちです。
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